こんにちは。
名古屋を中心にフリーランス美容師として活動している、ドライカット専門美容師の後藤亜実です。
くせ毛ってホントに、ツヤが出にくいですよね。
そんなくせ毛をツヤっぽくおしゃれに見せるためには、『どんなカラーにするか?』というのも大事な部分になるんですね。
今回は、
- どんな明るさがおすすめ?
- ツヤっぽく見えやすい色味は?
- 動きを出すためのテクニック
などなど、『くせ毛を綺麗に見せるためのおすすめのカラー』についてご紹介します!
Contents
メッシュ系カラーはおすすめ
まず、くせ毛なので動きが出せた方がいいと思います。
ですので、やっぱりメッシュ系のカラーを入れるのがポイントになってくるのかな?という風に思いますね。筋を入れて髪に動きを出す方法です。
メッシュとは?
髪の部分部分に明るい部分を入れ、髪に動きや立体感を出すために使われるカラー。『ハイライト』と言ったりもします。
ハイトーンとメッシュの違い
やはりくせ毛なので、動きの見えるようなスタイルにした方がオシャレに見えやすいです。
もともと、くせ毛はパサついて見やすいし水分量が少ないんですよね。なので、それを色を使ってツヤっぽく見せます。あくまで擬似的に。でも、それがポイントです。
そう考えたときに髪を明るいハイトーンにする事も考えられますが、全体を明るくしてしまうとくせ毛なのでパサつきが目立ってしまうんですよね。
逆に、ハード目にしたい人だったらあえてハイトーンにする場合もあります。その場合は、ドライな質感に仕上げてあげるのがコツ。
ですが、それはまたちょっと特殊なので人を選ぶという所もありますね。
その点、メッシュの場合は部分的に入れた筋が明るいだけなので、全体をハイトーンにするよりもパサつきが出にくくなるしハードな感じにもならないです。
ですので、ベースをちょっと暗めにして、ポイントで明るいところを入れた方がきれいに見えると思います。
どんなメッシュを入れるか
全体に入れるメッシュの筋も、どんな風に入れるのかによって印象は変わってきます。
もちろん髪型によって変わりますが、表面は多めに筋を入れて下の方に行くにつれてあんまり入れない場合が多いですね。
メッシュもあんまり細すぎるとなじみすぎちゃう。
逆に太すぎてもよくない。
なので、細すぎず太すぎずをキープしながら、表面に行くにつれて細くしていく・・・というのが、より動きが出ておすすめです。
ポイント
- 太すぎず細すぎずの筋を入れる
- 表面に行くにつれて細く・多めに入れる
カラーの種類でパサつき感をコントロールする
次にどんな色味にするか?ですね。
やはり、くせ毛はパサつき感が目立ちやすいので『パサつきにくい色味』がおすすめになってきますね。
きつめのアッシュとか、オレンジっぽくなりそうなのは避けたいところです。
赤系を入れると結構ツヤ感が出るので、広がりやすい感じの縮毛系の人には赤系はおすすめかもしれません。
あと、個人的によく使うのは紫。
少し紫を入れると入れるとツヤっぽくなったりします。なので、『アッシュにしたい』って言った人でも、少しパープルを混ぜるあげるとツヤっぽくなるので入れたりします。
ポイント
- きつめのアッシュ・オレンジは避ける
- 赤系を入れるとツヤ感が出やすい
- 紫を混ぜるとアッシュでもツヤっぽくなる
ベースの明るさは9レベルくらいがおすすめ
ベースの明るさですが、これは9レベルくらいがおすすめですね。ちなみに、世の中のOLさんとかでだいたい多いのが8レベルくらい。
カラーレベル・レベルスケールと呼ばれる指標の数字。数字が大きくなればなるほど明るく、小さくなればなるほど暗くなります。
ベースが暗めでも、そこにメッシュを入れるとちょっと明るくなります。
なので、例えばハイトーンにできないOLさんで、でも『メッシュを入れてクセの動きをちょっと楽しみたいな~』っていう場合なら、だいたい7レベルくらいのベース+11レベル~12レベルぐらいのメッシュを入れるといいですね。
そうすると、全体のイメージとしては9レベルぐらいに近づくので、落ち着きながらも少し遊べるかなと思います。
でもやっぱり理想で言うと、ベース9レベルで12レベルぐらいのメッシュが入っているぐらいが一番きれいかな~と感じますね。
オーダーするときには
以上、くせ毛にオススメのカラーについての記事でした。
実際オーダーするときには、多分『9レベル』とか『12レベル』とは言わないと思うので、美容師さんに『暗めで筋入れたいです』って相談しながら考えるといいと思います。
それに加えて、くせ毛なら動きを出した方が良いので、『動きを出したいです』って相談しながら決めていけたらいいですね!
ぜひ、次にオーダーするときにはメッシュを提案してみて下さい。