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縮毛矯正をかけていてもヘアカラーはOK? 注意点やかけた際のリスクなど徹底解説!

くせ毛カラー

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TONI&GUY AOYAMA / StyleDirector

ロンドン発祥の老舗サロンTONI&GUYのStyleDirector/MarketingManager 。「くせ毛マスター」として、日々サロンワークを行いながら、個人メディアにて情報発信を行う。美容学生や美容師向けの講習、一般紙、業界紙やヘアショー、ファッションショーなどマルチに活動している。 顧客には、くせ毛の方をはじめとしながらも、ファッション関係や有名芸能人など幅広い客層の顧客を抱える。ストレートパーマ(縮毛矯正)、くせ毛を活かしたカットなど、くせ毛に対して幅広い知識と経験をもつエキスパート。

くせ毛のプロスタイリスト集団が発信を行う、くせ毛特化型WEBマガジン・TEMPER magazine編集部のmariaです。

今回もLINE@に寄せられたご質問を、くせ毛のプロスタイリスト集団にお答えいただきました。今回の質問はこちら!

読者さん
ヘアカラーをしたいなと考えています。しかし、くせ毛なのでヘアカラーをしても良いのか心配です。

また、縮毛矯正をかけようかも迷っています。カラーをする際の注意点などを教えてください。

ヘアカラーは、ブリーチをすると髪の毛が傷みそうなイメージがありますよね。私も傷みずぎると髪の毛がゴム状になると聞いたことがあり、不安になった覚えがあります。

そこで今回は、「くせ毛の方がヘアカラーをする際の注意点やリスク」についてTONI&GUY青山の淺野 卓矢さんに教えてもらいました!

淺野 卓矢

ロンドン発祥の老舗サロンTONI&GUYのStyleDirector/MarketingManager 。「くせ毛マスター」として、日々サロンワークを行いながら、個人メディアにて情報発信を行う。

ご質問ありがとうございます。「くせ毛持ちはヘアカラーをしても大丈夫なのか?」というお悩みですね。

確かに、より髪の毛が傷むのではと心配される気持ちは分かります。ですが、ブリーチやハイトーンカラーを除いて通常のカラーは特別気にすることは無いと思いますよ。

今回は、

  • くせ毛の人がカラーをするときの注意点やコツ
  • 縮毛矯正をする予定がある人はしても大丈夫かどうか

などを解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

縮毛矯正をかけている場合はブリーチやハイトーンカラーは控えよう

くせ毛の方が縮毛矯正をかけていてヘアカラーをする場合、

  • ブリーチ
  • ハイトーンカラー

基本的に控えた方が良いと思いますね。

一方で、一般的なカラーの際は、特別何も気にする必要はないと思います。

ですが、カラー剤の種類は最近新しいものが色々と出てきているので、美容師さんが何をに使うかによっても髪の傷み具合や仕上がりは変わってきます。

特に、アルカリが強い薬剤は、髪の毛に負担がかかりやすいですね。

淺野さん
と言っても、一般の方では分からない部分なので、美容師さんに委ねる部分が大きいと思います。

 

ブリーチは髪の毛がより傷みやすい

明るいカラーを入れる際によく行われる「ブリーチ」は、元の髪の毛に含まれるメラニン色素を破壊する役割を持っています。

特に、日本人などアジア系の方に多い赤褐色の色素から、ハイトーンを入れるために色素を抜く(白っぽくする)のは大変な施術。

すでに傷んでいる髪の毛へ、強いストレートや縮毛矯正を重なるとよりダメージは進行しやすいです。

 

ヘアアイロンやドライヤーは使い方によっては髪の毛がチリチリになる場合がある

くせ毛の方は、髪の毛を真っすぐにするためにヘアアイロンやドライヤーを使うことも多いですよね。

しかし、ヘアアイロンやドライヤーで熱を与えすぎると、後日ダメージが出てくることもあります!

施術を受けた当日は綺麗な仕上がりになりますが、後から髪の毛がチリチリの状態になりやすいですね。

そして、ダメージはどんどん増えて、より髪の毛に負担をかけてしまうことに。

ヘアアイロンやドライヤーは、正しい使用方法で適切に使用しないと、ヘアカラー毛に悪い影響を与えるので気をつけましょう。

淺野さん
要は使い方次第なので、過度に熱を当てすぎないことが大切です!

 

ハイトーンカラーにしたい時は先にベースを明るくしよう

読者さん
縮毛矯正をかけている場合ハイトーンやブリーチは控えた方が良いと思いますが、やっぱり明るいカラーもしてみたいです。

確かに、一度は明るいカラーにしてみたいというくせ毛の方もいますよね。

縮毛矯正をかけている方でハイトーンにしたい場合は、

先にベースを明るくする

ストレート・縮毛矯正をかける

当日、もしくは後日、やりたい色味を補充する

この順番が、ダメージリスクは少なく済みますよ。

カラー剤の場合は、色のコントロールをするものであって、ダメージコントロールができないものであるという性質があるため。

反対に、ストレート(縮毛矯正)の薬剤は、今のダメージレベルに合わせて薬剤を選択できるメリットがあります。

ダメージレベルに合わない薬剤を使うと、タンパク変性が生じて髪の毛を固めてしまう場合もあるので気をつけてくださいね。

タンパク変性とは

髪の毛が薬剤とストレートアイロンの熱により固まってしまうこと。

髪が針金のように真っすぐになることがある。

くせ毛の方で一度明るいカラーにチャレンジしたい方は、美容師さんにも相談してみましょう!

 

仕上がりは美容師さんの腕次第なところもある

また、どれだけ綺麗に仕上がるかは美容師さんの腕次第な部分もあります。

上手に施術ができる美容師さんですと、カラーについてはそこまで神経質に考えなくていいと思います。

ですが、

  • 今までストレートパーマをかけたことがある
  • 施術を受ける美容室を変えた

などの場合は、いくら腕のある美容師さんでも、一度で理想の仕上がりになると断言はできないですね。

施術の方法は、髪質やその人の状態によって変わってきます。なので、まずは自分が信頼できる美容師さんや美容室を探すことをおすすめします。

こちらの記事で、美容師さんによって合う・合わないについて僕なりの考えをご紹介しているのでぜひご覧ください。

くせ毛に対しての、考え方は一つじゃない。美容師がいればそれだけ違う。

2019.01.26

 

くせ毛関係なくヘアカラーをする際の注意点

くせ毛の方だけではなく、ヘアカラーをする皆さんに言えることですが

  • ダメージレベルが強いと施術は難しい
  • 今の状態から違う系統の色を入れるのは大変
  • 1回で完成させようとすると、後日ダメージが出てくる可能性が高い

など、カラー以外のダメージリスクも考えた方が良いですね。

確かに、カラーは仕上がった直後は色も綺麗。しかし、時間が経つにつれ、どんどん髪の毛にダメージの症状が出てきます。

そのため、カラーをしてサラサラな髪の毛を維持するなら、長期的に髪の毛について考えることが1番だと思います。

 

施術を受ける際は自分の中で優先事項を決めておこう!

  • くせ毛の人がカラーをするときの注意点やコツ
  • 縮毛矯正をする予定がある人はしても大丈夫かどうか

について今回は解説してきました。

縮毛矯正をかけている方でも、通常のカラー剤を使ったヘアカラーは行なっても問題は無いと思います。

ですが、どうしても髪の毛へのダメージは出てくるもの。

施術を受ける際は、自分の中で優先事項を決めておくと理想の仕上がりになりやすいです。

カラーを1番に考えるなら、求める色が出るように美容師は仕上げてくれます。その際は、ダメージよりも優先されることを覚えておいた方が良いですね。

僕の美容室に来ていただければ、リスクとのバランスを考えながら施術を行うのでぜひお越しください!

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2019.01.03

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