こんにちは。
B.Products Taco オーナーのTakoです。
くせ毛に悩んでいる人は乾燥に悩んでいる事が多いので、『しっとり系シャンプー』を使いがちですね。
しかしこれ、場合によってはしっとりするどころか、髪の乾燥を進めてしまう可能性があります。
なぜしっとり系シャンプーは髪の乾燥を進めてしまうのか?について解説していきます。
Contents
しっとりシャンプーはオイルクレンジングの原理が起こる
しっとりするシャンプーは、基本的に油分で髪を重くするタイプのものが多いです。
そういったしっとりタイプのシャンプーを使ってしまうと、油で油を取るオイルクレンジングの原理と同じ事が起こる場合があります。
油は油に持って行かれる
比重の問題で、油は比重が重い方の油にくっついて持っていかれるという特徴があります。
比重とは、物質の密度の大きさを相対的に示す比率のこと。
ここでは簡単言うと、『どっちの油の方が密度が大きいか?』という話になりますね。
つまり、髪の油分よりも比重の重い油などが入った(しっとりさせる事が目的の)シャンプーを使ってしまうと、髪の油分はむしろそっちに持って行かれてしまうことになるわけです。
結局、しっとりするシャンプーでしっとりさせようとしても、18MEA(元々髪の表面部分にある油分)よりも重い油を使ってしまうと取ってしまうわけですね。
シャンプーや洗顔料には必ず界面活性剤が入っています。
『ヒマシ油』などは典型的
ですので、特に重めの油が入っていると髪の油分は持って行かれやすいです。
例えば、『ヒマシ油』などが入っていると絶対にそうなります。
ヒマシ油は比重が一番重いのでそれを使うと当然油を取られます。しっとりさせると言うより、むしろ油を取るのにヒマシ油を使うぐらいです。
しっとりシャンプーは、やればやるほど油分は減っていく可能性がある
シャンプーでは毎回、入れて流して入れて流して・・・というサイクルを行うので、やるたびに油の比重で持っていかれるからどんどん髪の油分は減っていきます。
さらにキューティクルが開いている状態だと、毛先の方からたくさん入りやすい状態なので余計に髪の油分は抜けていきます。
最初はしっとりするやつを使うと、髪がしっとりして扱いやすい気がして嬉しくなる。しかし時間を経つにつれて・・・オイルクレンジングの原理でもっとパサついてしまう。
使えば使うほど髪の油分は抜けていくので、さらにしっとりさせようとしっとりシャンプーを使い・・・という、麻薬化するようなループにハマります。
短期間で効果のあるものが売れる現実
それでも、しっとりタイプはよく売れます。
とにかく乾燥して大変だと『すぐにでもしっとりさせたい!』と思って、しっとりタイプを使いますよね。
もちろん、実際使ってすぐに効果を感じられるので、良さそうに感じます。しかし、長期的に見るとそういうデメリットがあるんですね。
以上のことを考えると・・・
むしろ『しっとりシャンプー』よりも『さらっとするシャンプー』を使ってるほうが、結果として『しっとりする』というケースは多かったりしますね。