はじめまして!
初投稿なので軽く自己紹介を。
東京、吉祥寺の「Un ami kichijoji」の西口朝都と言います。知らないことがあるのが嫌な性格から、毛髪や薬剤には人一倍詳しいです。
顧客のほとんどがくせ毛さんで、全国から来店いただいています。個人ブログで日々発信をしており、それを見ての来店がほとんど。
くせ毛を理解しているので、活かすのはもちろん得意ですが、伸ばす、扱いやすくする、「ストレートパーマ、縮毛矯正」が僕の得意技です。
- 「今までずっと縮毛矯正をかけていたが、納得いかない。」
- 「他店で失敗された」
Contents
”縮毛矯正”の失敗。なぜそんなに失敗が多いのか?その原因は?
縮毛矯正という技術の失敗がなぜそんなに多いのか、一言でまとめてしまえば美容師の知識、技術不足です。
それもそのはず。カットやカラーをするお客様は毎日いても、「縮毛矯正」をするお客様って、月に数人っていう美容師さんがほとんどだと思います。
それだけ経験の積めない技術。
そしてそれだけ需要が少ないので、そこまで極める必要もないのが事実。だったらカットやカラーを極めた方が需要ありますもんね。
だから美容師個人によって技術に差が生まれるんです。(別に否定しているわけではありません。)
現に僕は、エクステとかはできません。僕のターゲットとするお客様には需要がないからです。
縮毛矯正での失敗のパターン
縮毛矯正って、色んな失敗があります。そして何事にも失敗には原因があります。
それを理解していれば、そんなことは起こらない。ハズ。
失敗にも種類がありますね。
- チリチリになってしまった
- まっすぐシャキンとなりすぎてしまった
- そもそも癖が伸びていない
- 癖が戻ってきた(とれた)
- ボリュームがなくなってペタンコになってしまう
チリチリになってしまった
これは一番わかりやすい誰が見てもな失敗ですね。
髪がダメージで本来の形を保てていない状態。「ビビり毛」って言います。
縮毛矯正の薬が強すぎて髪が耐えられなかった、もしくはアイロンによる過度な熱処理によって起こるのが原因。毛髪診断を正しくできない、知識不足によるものですね。
ちなみに”傷んだ髪は二度と元には戻りません”が、見た目や手触りをどうにか誤魔化す技術は一応あります。
”ビビりなおし”とか言われますが、最後の手段です。基本的には切ることをオススメします。
まっすぐシャキンとなってしまった
これはあるあるな失敗だと思いますが、失敗だと思わず、”縮毛矯正はそういうもの”と思っている方がほとんどかと思います。
これも上に似ていて、強すぎる薬剤や、過度な熱処理により起こります。
”タンパク変性”と言って、髪の中身が強い力によって形を変えられてしまっている状態。
よくアイロンでまっすぐにするからだと思われがちですが、薬剤だけでも十分起こります。でもアイロンの熱処理によるものが多いですね。
縮毛矯正の仕組みを理解していれば、わかるんですが、癖はアイロンで伸ばすものではありません。ほぼ薬剤で決まります。そのことについてはまた違う機会に。
そもそも癖が伸びていない、癖が戻ってきた(とれた)
これもよくあるんですが、癖が戻ってきた(とれた)=実はそもそも伸びてないんです。
そう思ってる方って多いと思いますが、”ちゃんとかけると戻りません”。
髪の中には、癖の原因となるものがいくつかあります。その内の適切な部分にアプローチできて癖を伸ばせば戻る・とれるということはありません。
ということは、その”適切な部分にアプローチ”ができてないことがほとんどだということですね。これも最初に言ったように、それだけ美容師側に知識と経験が足りてないからなんです。
ボリュームがなくなってペタンコになってしまう
良く言えばボリュームや広がりが収まる。
悪く言えばペタンコになりすぎてしまう。
アイロンで髪をペタンコにしてしまうからと思われがちですが、薬剤だけでもそうなります。
強い薬剤で髪の中がスカスカになるっていうとイメージしやすいでしょうか。(実際はちょっと違います。)
もちろんそれ+アイロンの熱処理が加われば、ペタンコ+シャキンと硬くなります。でもそれが一般的な縮毛矯正の仕上がりイメージですよね。
まとめ
色々書きましたが、
- そもそも失敗だと思っていない
- そういうものと認識していた
これはそういうイメージを作り出してしまった、美容師の責任だと思います。
縮毛矯正という技術は、ちゃんと理解して扱えれば、”髪をやわらかく、自然にまっすぐにできる”素敵な技術です。
ぜひ、信頼できる美容師さんを見つけて相談してみてください。
僕への相談はLINE@からどうぞ。
→@ejb8557d
よければ、個人ブログも見にきてください。
縮毛矯正のスペシャリスト。東京、吉祥寺で有名。西口朝都