くせ毛のプロスタイリスト集団が発信を行う、くせ毛特化型WEBマガジンTEMPER magazine編集部です。
くせ毛の人で「縮毛矯正をしてみたいけど施術の値段が美容室によって全然違うから迷ってしまう…」といったことありませんか?
「縮毛矯正」や「ストレートパーマ」が美容室によって値段に差がある理由は、
- 使用している薬剤のコスト
- 美容師の技術
- 美容室の営業スタイル
といった3つのことが関係してきます。
なるべく安い料金で施術したい気持ちはわかりますが、縮毛矯正の値段だけで美容室を選ぶと失敗する可能性が高いです。
せっかく縮毛矯正をするなら失敗したくありませんよね。
失敗を避けるためにも縮毛矯正の料金が安いという理由だけで美容室を選ばないようにしましょう。
縮毛矯正で失敗しないためには、値段よりも美容師や美容室選びが重要です。
ということでこの記事では、
- 縮毛矯正とストレートパーマの違い
- 縮毛矯正とストレートパーマの平均的な値段や施術頻度の目安
- 縮毛矯正の値段が美容室によって全然違う理由
- 縮毛矯正は値段よりも美容師や美容師選びが大事な訳
といった内容を解説します。
縮毛矯正は決して安いわけではないので、ぜひ参考にしていい感じにしてもらいましょう!
Contents
縮毛矯正とストレートパーマの違いを解説
と思う人もいるかもしれません。
ざっくり言えば一緒ですが、そもそも目的と効果が違います。
基本的にくせを伸ばすときやくせ毛の人がくせを抑えるときは縮毛矯正を行います。
わかりやすいように、それぞれの違いがわかる表と縮毛矯正とストレートパーマの効果やメリット・デメリットも解説します。
縮毛矯正とストレートパーマは目的や施術が違う
縮毛矯正とストレートパーマは、そもそも目的や施術方法が違います。
ざっくりと違いがわかる比較表を用意しました。
縮毛矯正 | ストレートパーマ | |
目的 | くせを伸ばす | パーマで作ったくせを取る |
持続効果 | 半永久 | 2ヶ月前後 |
ダメージ | 大 | 小 |
仕上がり | サラサラになる | くせが抑えられる |
平均費用 | 10000~20000円 | 7000~15000円 |
あくまで目安程度として参考にしてくださいね。
また、こちらの記事ではパーマとの比較表もあるので気になる人は見ていただければと思います。
それぞれの効果の目的と施術の流れについて紹介します。
それぞれの効果や目的
- 縮毛矯正
→くせの強さを調整できる。 - ストレートパーマ
→パーマを元に戻したりボリュームを抑える。
ストレートパーマは基本的にパーマを元に戻すための施術と覚えておきましょう。
縮毛矯正は、くせを調整してまっすぐにしたり、くせを残してゆるめのパーマみたいにもできます。
一方でストレートパーマは、くせを抑えることはできますが、まっすぐにするのは難しいです。
それぞれの施術の流れ
縮毛矯正とストレートパーマでは施術方法も少しだけ違います。
わかりやすいように縮毛矯正の施術の流れをまとめてみました。
縮毛矯正の施術の流れ
- カウンセリング
- シャンプーをして素の状態にする
- 薬剤(1剤)を髪に塗る
- 放置
- シャンプーで薬剤を洗い流して乾かす
アイロンをしてくせを伸ばす▲ストレートパーマではやらない
- 薬剤(2剤)を髪に塗る
- 放置
- シャンプーで薬剤を洗い流してトリートメント等をつける
- 乾かして完了
使っている薬剤はほぼ一緒ですが、ストレートパーマはアイロンを使いません。
アイロンを使って熱処理をしないのでくせは伸ばせないです。
なので、基本的にくせ毛の人は縮毛矯正を施術することになります。
また、アイロンを使わない分、施術にかかる時間は縮毛矯正のほうが長くなるのは仕方ないですね。
縮毛矯正の効果やメリット・デメリット
続いて、縮毛矯正の効果やメリット・デメリットについて解説します。
効果やメリット
縮毛矯正をするメリットとしては、
- くせをほぼ思い通りにできる
- セットが楽になる
- くせを抑えることができる
といったことです。
いまの縮毛矯正はただまっすぐにするだけでなく、くせをどれくらい伸ばすか調整できるのでゆるいパーマのようなヘアスタイルもできます。
縮毛矯正はくせを無くさずにくせを活かしつつボリュームを抑えられてセットも楽になるのでおすすめです。
デメリット
縮毛矯正のデメリットとしては、
- 値段が高い
- 美容師の技術がないとイメージ通りにならないことがある
- 時間がかかる
といったことです。
縮毛矯正の値段が高いのはしょうがないですね。
それ以外のデメリットである、「イメージ通りの仕上がりにならなかったり、縮毛矯正の施術は長い」ということに関しては、必ずしもそうではありません。
縮毛矯正の施術に慣れていて上手な美容師さんだとイメージに近い仕上がりにしてくれて、施術も1時間半くらいで終わったりします。
なので、縮毛矯正が上手な美容師さんにお願いすれば値段は高いかもしれませんが、他のデメリットはなくなりますね。
ストレートパーマの効果やメリット・デメリット
ストレートパーマの効果やメリット・デメリットについて解説します。
効果やメリット
ストレートパーマをする効果やメリットとしては、
- 縮毛矯正よりも値段が安い
- くせを抑えられる
- 持続期間が経つと素の髪状態にもどる
といったことです。
ストレートパーマなら縮毛矯正よりも手軽な値段で施術ができてくせを抑えられます。
- そこまでくせが強くないけどボリュームを抑えたい
- 特定の時期だけくせを抑えたい
という人にはおすすめです。
とは言っても、縮毛矯正でも同じように施術できるので美容師さんと相談してみましょう。
デメリット
ストレートパーマをするデメリットとしては、
- 強いくせを伸ばすことはできない
- 持続期間が短い
- 結果的に費用が高くなる
ということがあります。
ストレートパーマは、あくまでパーマを取るための施術なのでくせを伸ばすことはできません。
また、持続期間が1~2ヶ月くらいなので1回あたりの値段が縮毛矯正より安くても、結果的にストレートパーマのほうが費用がかかる場合も。
なので、くせ毛の人がくせを抑えたいなら基本的には縮毛矯正のほうをおすすめします。
その辺も合わせて美容師と相談してみるといいですね。
縮毛矯正とストレートパーマのさらにくわしい違いについてはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
次は、縮毛矯正とストレートパーマ、それぞれにかかる費用や通う頻度の目安を解説します。
縮毛矯正やストレートパーマにかかる1年間の費用や施術頻度の目安
- 縮毛矯正やストレートパーマって1年間でどれくらいの費用がかかるのかな…
- どれくらいの頻度で通えばいいのかわからない…
という人のために縮毛矯正やストレートパーマにかかる1年間の費用や施術頻度の目安を紹介します。
縮毛矯正やストレートパーマにかかる1年間の費用
縮毛矯正やストレートパーマにかかる1年間の費用はざっくりこんな感じです。
- 縮毛矯正
→6万円前後 - ストレートパーマ
→8万円前後
(縮毛矯正は1回15000円で3ヶ月に1回のペース・ストレートパーマは、1回1万円で1ヶ月半に1回のペースと仮定)
ストレートパーマのほうが1回あたりの値段は安いですが、1年を通して比べると縮毛矯正のほうが費用は安くなりますね。
1回あたりの値段や通う頻度によって差はあるので、あくまで目安と考えてください。
施術頻度の目安
施術頻度の目安としては、
- 縮毛矯正
→自分が気になったタイミング - ストレートパーマ
→1~2ヶ月ほどで効果が戻るので、効果が無くなったタイミング
といった感じです。
縮毛矯正をした髪は永久的にそのままです。
なので、縮毛矯正を次に施術するタイミングとしては、
- 縮毛矯正をかけた部分と伸びてきた部分の境目が目立ってきた
- 髪が伸びてボリュームを落としたい
という感じなので人それぞれになります。
男性は髪が短いので、すぐに境目が目立つため施術頻度は多くなる可能性が高いです。
ストレートパーマの持続期間は1~2ヶ月ほどなので、何度も通う必要があります。
1年を通してどういう感じにしたいかも合わせて美容師さんと相談するといいですね。
縮毛矯正は前髪だけなどの部分縮毛矯正で値段が変わる
縮毛矯正は、
- 前髪だけ
- 顔周りだけ
といったように、部分的に施術できます。
美容室によりますが、部分的な縮毛矯正だと全体で施術するよりも3~5割ほど値段が安くなります。
なので、部分的な縮毛矯正の平均的な値段は、5000円~10000円ほどですね。
という人は部分的に縮毛矯正をするのがおすすめです。
縮毛矯正の値段(料金)が美容室によって全然違う3つの理由
どうして縮毛矯正の値段が美容師によって違うのか、その理由を教えちゃいます。
主な理由としては、はじめに紹介したように以下の3つです。
- 使っている薬剤のコスト
- 美容師の技術力
- 美容室の営業スタイル
それぞれ解説します。
縮毛矯正に使っている薬剤のコスト
縮毛矯正で使う薬剤は美容室によってさまざま。
どの薬剤もくせを伸ばしてまっすぐに伸ばすことはできますが、仕上がりや髪へのダメージが変わってきます。
とは言っても、専門的な内容なので良い薬剤かどうかの判断は難しいです。
なので、自分が満足のいく仕上がりかどうかで判断するしかないですね。
縮毛矯正は時間がかかるのでどうしても値段の差が大きくなる
縮毛矯正の値段が美容室によって違うのは、美容師の技術力も関係してきます。
縮毛矯正は、美容師の技術によって仕上がりに差がでます。
縮毛矯正に慣れていて技術力のある美容師さんだと、平均的な値段よりも高いことが多いです。
その理由としては、
- 縮毛矯正の施術時間がカットより長いこと
- 美容師の給料は基本的に時間給だから
といったことです。
縮毛矯正にかかる時間は、単純計算でカット2人分くらいはかかります。
例えば、2つの美容室のカット料金を比較したときに4000円と6000円だとそこまで変わらない気はしますよね。
これが2人分となると8000円と12000円となって、割と大きな差に感じると思います。
縮毛矯正はカットの2倍くらい時間がかかってしまい値段の差もその分大きくなるため、「縮毛矯正は美容室によって値段が全然違う」というイメージがつきました。
実際は縮毛矯正だけではなく、他のメニューの値段も美容室によって結構違います。
美容室の営業スタイルによっても変わる
縮毛矯正の値段は、美容室の営業スタイルによっても変わってきます。
縮毛矯正の値段が5000円前後と安い美容室もありますよね。
そのような美容室は、たくさん施術をして回転率を上げて利益を出すので、1人あたりにかかる施術時間を短くしないといけません。
施術時間を短くするために、
- カウンセリング時間を短縮
- 素の状態の髪を見るためのシャンプー工程を省く
といったようなことをします。
その結果、自分のしてほしいイメージが伝わっていなくて仕上がりが思っているのと違ったり、髪質が見極められずに失敗してしまうといったことが起こりやすいです。
もちろん、すべての美容室がそういうわけではありませんが、値段の安すぎる美容室はそういうことが起こりやすいのでおすすめはしていません。
縮毛矯正は値段よりも自分に合った美容室や美容師選びが大事
縮毛矯正は値段よりも自分に合った美容室や美容師選びが大事。
その理由は縮毛矯正の値段で美容室を選ぶと失敗しやすいからです。
詳しくその理由を紹介します。
縮毛矯正は美容室や美容師選びがとても重要なので、ぜひ参考にしてください。
縮毛矯正は美容師の技術が重要
縮毛矯正は美容師の技術で仕上がりが大きく変わります。
そのため、どんな美容師に施術してもらうかがかなり重要です。
とは言ってもどの美容師が上手なのかわかりませんよね。
なので、以下の記事に書いてあるように
- 自分のイメージに合う施術例を担当している美容師
- くせ毛の扱いに慣れている美容室や美容師
を基準に選ぶといいです。
どうしても値段は高くなってしまいますが、満足のいく仕上がりにしてもらえる可能性はかなり高いです。
縮毛矯正は失敗すると修正が難しい
縮毛矯正は失敗したときに修正が難しいので、なるべく失敗しない施術をしてもらう必要があります。
例えば、縮毛矯正でよくあるような
- 根元が曲がる
- ぢりぢりになる
といった失敗はかなり修正が難しいです。
こちらの記事でも書いてあるように、最悪の場合は切るか髪が伸びるのを待つしかありません。
くせが戻ってしまうのはダメージを抑える結果として仕方がないので、その場合は再施術をしてもらえば大丈夫ですが、例にあげたような失敗は修正が難しいので取り返しがつきません。
だから縮毛矯正は値段ではなく縮毛矯正が上手な美容師を選んだほうがいいです。
自分のくせ毛が特殊な人は慎重に美容室を選ぶ
別の記事で書いているようにくせ毛には種類があります。
特殊なくせ毛や髪質だと美容師が慣れていない場合、髪質を誤って判断してしまい結果的に失敗する可能性があります。
なので、髪質が特殊な人こそ慎重に美容室を選びましょう。
くせ毛にはどんな種類があるのか知りたい人はこちらの記事を見ていただければ、自分がどんなくせ毛なのかわかります。
美容室の選び方についてはこちらの記事が参考になります。
まとめ:縮毛矯正は値段ではなく自分に合う美容室・美容師を選ぼう
ということで、縮毛矯正やストレートパーマの値段が美容室によって違う理由をまとめると、
- 縮毛矯正だけでなく他のメニューも美容室によって差がある
- 縮毛矯正は他のメニューより時間がかかるので、そのぶん差が大きくなる
- 薬剤のコストや営業スタイルによっても変わる
といったことです。
なので、縮毛矯正を施術するときは値段で選ばずに自分に合う美容室・美容師を選びましょう。
縮毛矯正は失敗すると修正が難しいですし、美容師の技術で仕上がりに差が出ます。
TEMEPR magazineではくせ毛の扱いに慣れている美容師を紹介しています。
また、インスタグラムはくせ毛の人に向けたヘアスタイルを紹介しているのでぜひチェックしてくださいね。