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「毛先のダメージは修復できない」縮毛矯正をかける際に覚えておいてほしいこと

コラム

AUTHOR

西口朝都
Un ami Kichijoji スタイリスト
東京、吉祥寺の【Un ami kichijoji】に勤める。サロンワークはもちろん、撮影やCMのヘアメイク、セミナー、ヘアショーなどもマルチにこなすデザイナー。今年は商品開発も準備中。全国トップレベルの毛髪薬剤知識は専門資格も持つほどで、自他共に認めるくせ毛、縮毛矯正、ヘアケアのスペシャリスト。個人ブログの独自の視点からの発信で、全国から来店が後を絶たない。顧客の9割が元々髪に悩みがあった方。【ケミカル×デザイン提案】癖があってもかわいくなれるがコンセプト。

こんにちは。東京・吉祥寺にあるUn ami kichijojiスタイリストの西口朝都です。

今回は縮毛矯正をかけたことがある人、これからかけてみようと考えている人に向けて、ぜひお伝えしたいことについて話をしようと思います。

毛先のダメージは修復できない

くせ毛で縮毛矯正やストレートパーマをかけたことがある方は、

  • 前の美容院で失敗された
  • 今まで上手くいったことがない

と何かしらの失敗があって、当店にいらっしゃることも多いです。

多くのお客さんは、「とりあえず僕の所に来たらめちゃくちゃ綺麗な髪になるらしいから来た」と仰います。ですが、毛先のハイダメージは修復はできません。

毛先にはダメージを受けた後など、良い髪の状態ではない履歴が残っています。髪の毛を綺麗に見せることはできますが、修復することができないんですね。

同じ美容室へ最低2回以上は通ってほしい

一番お伝えしたいことは、「同じ美容室へ最低2回以上は通ってほしい」ということです。

当店を調べてきて下さるので、くせ毛に特化した僕の技術への期待は高いとは思うんですよ。ですが、他の美容室で縮毛矯正をかけたことがある髪の毛には、美容師の持っているパワーを100%出すことはできないと思っています。

例えばよくあるのが、毛先が熱変性と言ってシャキシャキの縮毛矯正の履歴がある方。これをやわらかくできるかというと、実はできないんですね。

「くせが伸びていない」などは伸ばすことはできますが、もちろんそれでも2回縮毛矯正をかけるのでその分のダメージがあります。

なので、最低2〜3回以上は通ってほしいです。

縮毛矯正は1回目が最も大事

 


髪は、一度ダメージを負うと再生しません。さらに、縮毛矯正で全部失敗してしまった後は、根元からダメージが残ってしまっています。

なので、1回目が最も大事です。時間が経つとくせが戻るイメージがあるかもしれませんが、基本的に縮毛矯正はちゃんとかけると元には戻りません。

注意してほしいのは、自分でカラーやストレートパーマをかけた場合ですね。安いからとセルフにしてしまうと、かけた部分の髪の毛が生え変わる前までは、パサついた状態が続くこともあります。

「もしかしたら髪の毛はトリートメントでサラサラになるかも」と思っている人は多いですが、やはりダメージを負った髪の毛は元には戻りません。

市販の縮毛矯正・ストレートパーマはアリか?ナシか?について

2018.12.01

美容師さんはベストを尽くしてくれると思いますが、生え変わるまでは完璧な状態にはならないから注意しましょう。

美容師さんとは、長期でのお付き合いを考えていただければ嬉しいです。

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