こんにちは、ロンドン発祥の老舗サロン「TONI&GUY」青山の『くせ毛マスター』淺野 卓矢です。
これまで、多くのくせ毛についてお悩みの方の施術を担当してきましたが、その際よく相談されることは
とダメージを受けた後に自分でできる対処法について。
確かに、ダメージが残ったままの髪の毛を維持したいという方はいないですし、自分でも対策ができるなら知りたいですよね。
ですが僕自身は、ダメージを受けた後ではなく、元からダメージを減らすことを第一に考えることをおすすめします。
今回は、
- 髪の毛がダメージを受ける前に意識した方が良いこと
- 自分でもできる質の良い髪の毛を生やす方法
などをご紹介していきます!
ダメージを受けた後ではなく元からダメージを減らすことを考えよう
「トリートメントをしたらダメージを受けた髪の毛が治る」と思っている人は多いんですね。
ですが、一度傷んだ髪の毛が治ることは無いです。
トリートメントをしても、再び髪の毛のダメージが出てくるのにはステップがあります。
- 状態が良かった髪の毛が、紫外線などのダメージを受けて悪くなる
- トリートメントでケアをする
- ダメージを受けるとトリートメントの内部補修物が抜けたり、コーティングが剥がれる
- またダメージが出てくる
トリートメントは、元々髪の毛に詰まっていた成分が、ダメージを受けてスカスカになり擬似的に埋めていくもの。
ですが、何度も美容院で綺麗にしても、ダメージを受けるとトリートメントのコーティングは剥がれますし、元のダメージが治るわけでは無いですね。
時間が経てば、同じようにダメージが出てきてしまいます。
そのため、極力ストレートパーマや縮毛矯正、カラーで髪の毛にダメージをさせないことが大切です。
健康的な髪の毛を生やす環境を整えることが大切
髪の毛のダメージを元から減らすにはどうしたら良いと思いますか?
僕はくせ毛であっても、ちゃんとハリがある髪の毛を生やす状態を作ることを心がけることが大事だと考えています。
ダメージを受ける前から髪の毛の傷みが出ないように、
- どうダメージが加わらないようにするかを考える
- ダメージに強い髪を作り、ダメージリスクを減らす
- 頭皮の血行を良くする
- 食事なども気をつける
など対策をした後に、シャンプーやトリートメントなどが、さらに効果を発揮すると思いますね。
髪のダメージを減らすために正しい対処法を理解した上で、髪の質をコントロールしていくことが最も大事ですね。
こちらの記事で、くせ毛を改善するために実践してほしいことを詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「髪の毛が傷んだから綺麗にしてほしい」には限界がある
髪の毛の傷みが気になるのは、枝毛が確認できたなど目に見えてからですよね。
「髪の毛が傷んでも対策ができる」と思っている方は多いと思いますし、そのような言い方をする美容院もたくさんあることは事実です。
ですが、髪の毛は1ヵ月に1cm〜2cm伸びると言われています。では、気になっている髪の毛は何年前に生えた髪の毛なのでしょう?
傷み続けている髪の毛をシャンプーやトリートメントで一旦サラサラツヤツヤにしても、結局はごまかしでしかありません。
おすすめのシャンプーを紹介することもありますが、自分に合うシャンプーは人それぞれ。このシャンプー1つを使えば良いというわけでは無いんです。
つまり、「髪の毛が傷んだから綺麗にしてほしい」と言われても、正直限界があることを覚えておいてほしいですね。
髪の毛はダメージを受ける前の対策を念入りにしておこう
「ダメージで傷ついた髪の毛を治す・戻すためにはどうしたら良いですか?」と多くの方は、髪の毛がダメージを受けた後について悩まれます。
ですが、髪の毛がダメージを受けた後ではなく、最初からダメージを受けないように対策することを意識してほしいです。対処法をご紹介したので、ぜひ試してみてくださいね。
髪の毛がダメージを受ける前にできる対処法
- 一度傷んだ髪の毛は治らない
- 健康的な髪の毛を生やす環境を整える
- 極力ストレートパーマや縮毛矯正、カラーで髪の毛にダメージをつけない
- シャンプーやトリートメントは自分に合ったものを使う
分からないことがある際は、お気軽に僕の美容室を訪ねてください!