TEMPER magazine編集部のシロハヤです。
今回もLINE@に寄せられたご質問に、お答えいただきました。
今回の質問はこちら。
縮毛矯正をかけるとボリュームが無くなってぺたんこになってしまうという悩みですね。
わたしも同じようにくせ毛なのでわかります。確かに縮毛矯正をかけるとくせが抑えられる分、ボリュームが無くなってしまいますよね。
上記について、ニューヨークドライカット専門美容室kami to iyashi 【ボウシ】、スタイリストの後藤悠太さんにお答え頂きました。
後藤悠太
くせ毛に特化したカット、ニューヨークドライカット専門美容師。 今年3月にニューヨークドライカット専門美容室kami to iyashi 【ボウシ】をオープン。 自分のありのままの髪を大事にしたい方、これからずっと付き合い続けていく髪のことを一緒に考えていく美容室です。
ご質問ありがとうございます。
まず、アイロンを使うのはおすすめしません。特に軟毛の方だと髪が痛みやすいのでなるべく縮毛矯正をしたほうがいいです。
ただ、今回の場合だと縮毛矯正をして髪がぺたんこになってしまう…とのことですよね。
個人的には、ナチュラルストレートをおすすめします。
ナチュラルストレートは、縮毛矯正のようにくせをすべて取らずに少しくせを残しつつ自然な感じになって、いまどきのスタイルに合っていてかわいいですよ。
ということで詳しく紹介していきますね!
Contents
ナチュラルストレートってどんなもの?
「ナチュラルストレート」という言葉を初めて聞いたことがある方もいると思います。
ほとんどの美容室は、縮毛矯正しかメニューにないので目にすることがないかもしれません。
なので、今回はナチュラルストレートについて簡単に説明しておきます。
ちなみに、ぼくがスタイリストをしている、ニューヨークドライカット専門美容室kami to iyashi 【ボウシ】では、ナチュラルストレートというメニューがあるので、スムーズに施術していただけます。
縮毛矯正とストレートパーマの中間がナチュラルストレート
ナチュラルストレートはわかりやすく言うと、縮毛矯正とストレートパーマの中間だと思っていただけるとイメージしやすいです。
縮毛矯正よりもダメージが少なくて、くせをすべて取りきらずに抑えめ。
ストレートパーマよりもくせを取ることができる。
縮毛矯正とストレートパーマそれぞれの良いところを合わせたような感じですね。
ダメージが少なく自然な感じになる
ナチュラルストレートは、ダメージが少なく自然に感じにしやすいのが特徴です。
先程も言ったように縮毛矯正よりもダメージが少ないので髪が傷みにくいし、くせ毛をガッツリ取るわけじゃないので自然になりやすい。
縮毛矯正をした方から「まっすぐになりすぎて、他の人が見ても一目でわかってしまうのが嫌だ。」という悩みをよく聞きます。
ナチュラルストレートならくせを取りきらないのでまっすぐになりすぎることはありません。
縮毛矯正ではなくナチュラルストレートがおすすめな3つの理由
軟毛で細い髪質の方が縮毛矯正より、ナチュラルストレートがおすすめな理由は3つあります。
- 縮毛矯正と比べてダメージが少ない
- ボリュームを残しつつくせが取れるのでぺたんこにならない
- 伸びてきても自然な感じになる
ナチュラルストレートは、いまどきのスタイルに合っているからほんとにおすすめですよ。
①縮毛矯正と比べてダメージが少ない
縮毛矯正は、どうしてもダメージが大きいので髪がいたみやすいです。
施術が終わった後に髪を見てみるとぢりぢりになっている毛が…なんてことありませんか?
特に初めて縮毛矯正の施術をしていただく場合、経験や知識である程度は判断できても、髪質や薬との相性が100%わかるわけではありません。
なので、その影響でどうしても何本かぢりぢりに…という状況になってしまうことがあるようです。
逆にナチュラルストレートは、薬が弱めでアイロン時間も短いためダメージが少ない。
そのおかげで髪がぢりぢりになることはほぼありません。
②ボリュームを残しつつくせが取れるのでぺたんこにならない
ナチュラルストレートは、ダメージが少ないので髪がいたみにくいと言いましたが、くせが取れないわけではありません。
ナチュラルストレートは縮毛矯正の施術と同じ分類なので、くせを取ることはもちろん可能。
ですが、縮毛矯正のようにくせをゼロにするわけではなく、少しだけくせを残すのがナチュラルストレートの良い点です。
くせをすべて取るわけではないので、いい感じにボリュームが残るので軟毛の方にはぴったりです。
③伸びてきても自然な感じになる
ナチュラルストレートをおすすめしたい最後の理由は、伸びてきても自然な感じになることです。
縮毛矯正だと、2~3ヶ月経って髪が伸びてくるとまっすぐな部分とくせの部分の境目がハッキリとわかりますよね。
でも、ナチュラルストレートなら適度にくせを残しているので、数ヶ月経って髪が伸びてきても境目がわかりにくく自然な感じのままです。
しかも、ナチュラルストレートはダメージが少ないので毛先をもう一度ナチュラルストレートをしてくせを調整することもできます。
自然な感じにしたいという方にナチュラルストレートはおすすめです。
ナチュラルストレートをする前に知っておくべき注意点
ナチュラルストレートはおすすめなのですが、いくつか注意点もあるので知っておいてください。
髪質によってはナチュラルストレートができない
ご自身の髪質によっては、ナチュラルストレートができない場合もあります。
例えば、くせが強すぎる方やくせを完全に取りたい方です。
そういう方はどうしても縮毛矯正じゃないと対処できない場合があります。
ただ、施術できるかどうかは一度美容師さんに見てもらわないとわからないので、遠慮なく美容師さんに言っていただければと思います。
もちろんぼくのお店に来ていただくのは歓迎です!
ナチュラルストレートができない美容室もある
ナチュラルストレートをおすすめしたのですが、美容室の中にはナチュラルストレートというメニューがない店舗もあります。
その場合は、ナチュラルストレートができるか聞いてみるといいです。
名前が違うだけで同じような施術ができる店舗もあります。
もしも、ナチュラルストレートがない場合は縮毛矯正のメニューで「ピンピンにしないでほしい」とオーダーする時にお願いしましょう。
最後にも言いますが、縮毛矯正はオーダーの仕方が大事です。
縮毛矯正と違ってナチュラルストレートは半永久ではない
ナチュラルストレートは縮毛矯正と違って半永久ではありません。
縮毛矯正は、きちんと施術されていればくせが戻ることはなくまっすぐのままです。
ナチュラルストレートの場合は、時間が経つと少しづつくせが戻ってきます。これは施術が悪いわけではなく、そういう特性なので仕方ありません。
しかし、ナチュラルストレートの場合は施術をした部分を再度施術することができるので、また自然な感じにキープできます。
目安としては、2~3ヶ月なので髪を切りに行くついでにナチュラルストレートにすれば問題ないですね。
縮毛矯正はオーダーの仕方が大事!
最後になって申し訳ないですが、縮毛矯正はオーダーの仕方が大事です。
ぺたんこにしないためにはナチュラルストレートがおすすめと言いましたが、人によってはナチュラルストレートができない髪質だったり、メニューがない美容室もあります。
そういう場合でもオーダー次第でなんとかできます。
おそらく縮毛矯正の方が嫌がるのはピンピンになりすぎたり、ボリュームが無くなってぺたんこになってしまうことですよね。
なので、オーダーをする時は「ピンピンにしないでください」と言えば伝わるはずです。
不安な人は、縮毛矯正をした後にどんな髪にしたいのかを伝えるといいですね。
- ボリュームを残したいのか
- ちょっとはくせを残したいのか
正直、上手な美容師さんは縮毛矯正でピンピンに伸ばさないはずなので、そうなってしまった場合は別の店舗を探すか「ニューヨークドライカット専門美容室kami to iyashi 【ボウシ】」にきていただければと思います。
まとめ
縮毛矯正でぺたんこにならないための対処法を紹介しました。
ポイントは以下の3つです。
- くせを取りきらず自然な感じになるナチュラルストレートがおすすめ!
- 縮毛矯正はオーダーの仕方が大事!
- アイロンは髪がいたむので良くない!
ナチュラルストレートはあまり知られていませんが、くせを残しつついい感じにボリュームも出るのでいいですよ。
自分のくせを生かせるスタイルなので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
僕はくせ毛で柔らかく細い髪質です。
縮毛をやるとぺたっとなるのは仕方ないと思うんですが…そうなりずらくするにはどうしたらいいですか?
20年間縮毛をしており、頭皮から間を何センチかあけてやってもらうなどの工夫もしているのですが、大体2ヶ月くらいしてくると丁度いい理想的な感じになってきます(笑)
縮毛矯正はやりたいですが、ぺたんとなってボリュームが無くなるのは嫌なのでそれなら自分でアイロンしたほうがいいかなと思っています。
どうしたらいいか教えてほしいです!