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縮毛矯正は2回目が本番だと言われる理由

コラム

AUTHOR

田中 良宣
B.Products Taco オーナー
B.Products Taco オーナー。業界屈指の毛髪に関する知識を持ち、サロンワークだけでなく講習会など多方面に活躍している。

こんにちは、B.Products Taco オーナーのTakoです。

 

今まで何度も縮毛矯正したことのある方なら、

『1回目は満点の縮毛矯正はできない』

ということを、耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

特に様々な美容室を転々とされている方に気を付けて頂きたいのですが、1回目の縮毛矯正ではその美容師の持っている力の『70点』くらいしか引き出すことはできません。

 

「え!」と思うかもしれませんが、その理由についてご説明いたします。

 

お客様のイメージと美容師のイメージのズレ

もちろん、どこまでうまくカウンセリングの段階で引き出せるのかにもよりますが、1回目の縮毛矯正ではお客様の理想のイメージとバチっと合わせるのはなかなか難しいです。

 

当然1回目からカウンセリングして、仕上がりの質感や完成後の形を出来る限りすり合わせていきます。

しかし、そこでしっかりお互いのイメージをすり合わせたとしても、微妙なズレは起こるもの。

 

  • もう少し柔らかい質感がよかった
  • もう少しカールが欲しかった

 

などといったことが出てくる場合もあります。

 

最初は70点。2回目からが本番。

2回目以降になると、前回の施術とイメージのズレを踏まえて、その美容師の持つ100点に近い施術をようやく発揮できるようになります。

最初の縮毛矯正は『70点』くらいのものというイメージが妥当でしょう。

 

縮毛矯正は2回目からが本番。ということを、頭の片隅にでも置いておいてください。

 

美容師のやる気を引き出すコツは、美容師とお客様同士の理解を深めることです。

男性でも女性でも、お客様とアーティストになるのではなく、お互いにリスペクトしあう事が美容師を本気にさせるために重要なことですね。

 

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