こんにちは。
東京、吉祥寺のUn ami kichijojiの西口朝都です。
今回のお話は『くせ毛の原因と種類』についてのお話になります。
一言にくせ毛と言っても『種類がある』のをご存知ですか?
くせ毛にはその原因によって大きく分けて4種類あり、その種類によって対処法も変わってきます。
くせ毛には4つの種類とそれに応じた原因がある。
- 乾燥しやすい
- 広がる
- ゴワゴワする
”くせの形状” によって分けられており、それぞれ名前がついています。あなたはどのタイプですか?
(画像はお借りしました。)
参考:http://www.lian-hairdesign.com/hairrepair/entry23009.html
大きく分けて4種類。
- 波状毛
- 捻転毛(ねんてんもう)
- 縮毛
- 連珠毛
この種類によって、”癖の原因”が違います。ですので、当然縮毛矯正やストレートパーマの方法も全く変わってきます。でもこれ、知らない美容師さんがほとんどなんです。
だから前回記事に書いたような失敗が起きるんです。
①波状毛
日本人に一番多いと言われているタイプです。
原因は”毛穴の形”にあります。
直毛の人は毛根がまっすぐなのでそのまま生えてきますが、波状毛は毛根が曲がっているので、毛自体はまっすぐでもうねりがでます。
その名の通り、波状にうねっているのが特徴です。
種類を見分けるポイント
自分で見分けるポイントは、「濡らしても癖が出る」人です。
ちなみに濡れた状態で癖が出るので、スタイリング剤や、髪型次第で、”癖を活かす”ということをしやすいのはこの波状毛です。
波状毛
- 原因:毛穴の形
- 特徴:濡らしてもクセが出る
②捻転毛
意外と厄介なのがこの捻転毛。
先ほどの波状毛は毛自体はまっすぐなのに対して、捻転毛はその名の通り、捻れ(ねじれ)ています。
その原因は毛髪内部のタンパク質のムラ。2種類のタンパク質が直毛だと均一に存在しているのですが、不均一になっています。
種類を見分けるポイント
片方は水を吸いやすく、片方は水を弾きやすいので、乾かしたときの収縮率の違いが癖を生みます。
つまり、自分で見分けるポイントは「乾かすと癖が出て、濡らすとなくなる(落ち着く)」人が当てはまります。
このタイプの人は縮毛矯正・ストレートパーマで失敗されやすいんです。
よくあるのは、すごい強い薬を使われ、めちゃめちゃしっかりアイロンを通されたのに伸びない、、でも髪は硬くなりダメージだけする。あるあるだと思います。
ちょっと特殊な工程が必要なんですが、全然難しくはありません。強い薬も、髪によってはアイロンも必要ありません。
捻転毛
- 原因:毛髪内部のたんぱく質のムラ
- 特徴:乾かすと癖が出て、濡らすとなくなる(落ち着く)
③縮毛
これは簡単にいうと、波状毛 × 捻転毛 です。毛根の捻れ × 毛自体の捻れ が原因。
そうすると見た目が縮れます。これが縮毛。先ほどのタンパク質のムラが極端です。
種類を見分けるポイント
黒人さんのクルクルの癖を想像してください。あれが縮毛です。でもあそこまでクルクルではないにしても、日本人にも縮毛はいます。
縮毛矯正をかけるとしたら、特殊な工程でテクニックが必要になります。
縮毛
- 原因:毛根の捻れと毛自体の捻れ
- 特徴:縮れた見た目
④連珠毛
これだけは上の3つとちょっと違います。
波状毛、捻転毛、縮毛は毛穴や髪内部のタンパク質などが原因でしたが、連珠毛は一種の病気のようなもの。かなり珍しいタイプです。
種類を見分けるポイント
見た目は髪がビーズのように、細いところ、太いところと連なったような感じ。
細いところが極端に弱く、ちぎれてしまいやすい。くせ毛で髪が伸びないと悩んでる方はこのタイプかもしれません。
ちなみに今のところ治療法はないみたいです。縮毛矯正で対応できる人もいますが、基本的に歪みや捻れを綺麗にするものなので、そもそもの形を変えるのは中々難しいです。
連珠毛
- 原因:上記3つとは異なる、遺伝系の病気
- 特徴:ビーズのような見た目でちぎれやすい
くせ毛と縮毛矯正の関係。
波状毛、捻転毛、縮毛、連珠毛と4種類を紹介しましたが、”くせ毛”の種類、原因”を理解することはすごく大事。
縮毛矯正ではその原因にアプローチするので、この理解は必須です。なので癖の種類によって施術方法が変わってきます。
髪質や、癖の強さも大事ですが、”癖の種類”が一番大事です。くせ毛を扱うには仕組みと原因を知ることからですね。
ではまた。
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