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くせ毛の方へ…縮毛矯正をする前に知っておいてほしい5つのこと

コラム

AUTHOR

梅澤和宏
charm hair resort オーナー
大阪の天神橋筋六丁目にあるcharm hair resort オーナースタイリスト。縮毛矯正とトリートメントに力を入れたメニューを展開し、自身のブログ(http://kazuhiro-umezawa.net/)でも精力的に発信している。

こんにちは。

大阪の天神橋筋六丁目にあるcharm hair resort オーナースタイリストの梅澤和宏です。

当美容院では、縮毛矯正とトリートメントをウリにしているので、ご来店いただくお客様は縮毛矯正を希望する方が多いです。

そのため、縮毛矯正を施術する前にいつもお伝えしていることがあります。

今回は、当美容院にて、くせ毛の方が縮毛矯正をするときにお伝えしていることを「縮毛矯正をする前に知っておいてほしい5つのこと」として特別に紹介します。

縮毛矯正でいい感じにしてもらうコツも紹介するので、くせ毛の方に参考にしていただければ幸いです。

縮毛矯正をする前に知っておいてほしい5つのこと

charmで縮毛矯正を施術する前に知っておいてほしいことは5つあります。

  1. ダメージを最優先にして施術をする
  2. 1回で完璧な仕上がりにするのは難しい
  3. 縮毛矯正には相性がある
  4. 縮毛矯正は2回3回とクオリティが上がっていく
  5. くせ毛はあまり量をすかないほうが広がりにくい

上記のことをいつも施術前にお客様にお伝えしています。

それぞれ詳しく説明します。

 

①ダメージを最優先にして施術をする

縮毛矯正は、強い薬剤を使っているため髪へのダメージが大きいです。

そのため、髪質に対して薬剤が強すぎると、髪がジリジリになってしまったり、溶けてしまう可能性もあります。

はじめて施術させていただくときは、薬剤と髪質の相性がわからない状態です。

そうすると、慎重に施術をしないと最悪の結果になりかねません。

最悪の結果を避けるためにも、ダメージを最優先にして施術をしています。

 

②1回で完璧な仕上がりにするのは難しい

そのお店ではじめて縮毛矯正をする場合、1回目で完璧な仕上がりにするのは難しいです。

完璧な仕上がりにするのは難しいと言っても、変な仕上がりになるというわけではありません。

さきほど言ったように、最悪のケースを防ぐため、髪質の相性のことを考えて弱めに薬剤をつくります。

そうすると、どうしてもくせがイメージより伸びないことがあります。

美容師側も、なるべくダメージが影響しないでくせを伸ばせるギリギリのラインで施術をするようにしていますが、どうしても完璧にはするのは難しいです。

 

③縮毛矯正には相性がある

縮毛矯正の仕上がりは、薬剤とアイロン技術によって左右します。

薬剤と髪質の相性が悪いと、あまり良い仕上がりにはなりません。

しかし、薬剤との相性はどうしてもやってみないとわからない部分があります。

中には、その美容室で使っている薬剤と相性が悪い方もいます。

そういう場合もあることを理解しておきましょう。

 

④縮毛矯正は2回3回とクオリティが上がっていく

縮毛矯正は、その美容室で1回施術をしたときよりも、2回目3回目と来店していくたびに、クオリティは上がっていきます。

なぜなら、前回の施術記録が残っているからです。

前回の薬剤のデータと仕上がりを見て、次の施術に生かすことができます。

だんだん髪質と薬剤の相性もわかってきます。

そうすると、ダメージが出ないラインとくせを伸ばすラインのギリギリで微調整できるので、綺麗に仕上げることができる。という感じです。

そのため、縮毛矯正を施術してもらう方は、なるべく同じ美容室に通ったほうがいいですね。

 

⑤くせ毛はあまり量をすかないほうが広がりにくい

くせ毛の方によく「くせで広がってしまうので量をすいてほしい」と言われることがあります。

たしかにくせ毛の方で広がっていると、量をすきたくなる気持ちはわかります。

しかし、髪の広がりを抑えるために量をすくのはおすすめできません。

量をすくときに根元だけをカットするのは無理なので、どうしても毛先のボリュームは落ちてしまいます。

そして、また伸びてきたときには根元だけボリュームが増えて、毛先は細いままなので余計に広がった感じになってしまいます。

なので、くせ毛の方で広がりを抑えたいなら、あまりすかないで、全体に軽い縮毛矯正をかけたほうが広がりを抑えることができます。

 

縮毛矯正でいい感じにしてもらうコツ

縮毛矯正は、美容師さんとお客様との間でイメージのずれが起こりやすいです。

そのため、「なんか違う…まっすぐすぎる」ということになってしまう。

なるべくイメージのずれをなくして、いい感じの仕上がりにするためのコツを紹介します。

 

事前にどういうスタイルにして欲しいかきちんと伝える

縮毛矯正の施術をしてもらう前に、きちんと自分のしてほしいイメージを伝えるのが大事です。

「縮毛矯正をしてすいてください」といった感じだと、イメージ通りになる可能性は低いです。

縮毛矯正をして、どれくらいくせを伸ばしたいのか。どんな髪型にしたいのか。

なるべく具体的に伝えてから施術してもらうようにすると、イメージと全然違うということを防げるはずです。

 

くせが取り切れなかったときは再施術してもらう

縮毛矯正は、ダメージを優先して施術をするので、どうしてもくせが残ってしまうこともあります。

そのときは、遠慮なく再施術をしてもらいましょう。

「クレーマーみたいで言いにくい…」と思う方がたくさんいると思います。

しかし、美容師側も自分で施術をしているのできちんと理解しているので大丈夫です。

美容師側は、縮毛矯正をするときになるべくダメージを抑えるように施術をしているので、くせが取り切れない可能性があることもわかっています。

なので、くせが取りきれてなかったりして満足できないときは、遠慮なく再施術してもらうといいです。

 

なるべく同じ美容師さんか美容室で施術をする

新規でいろんな美容室で施術する方は、なるべく同じ美容師さんか美容室で施術をしてもらったほうが仕上がりは良くなります。

特に、縮毛矯正のようなダメージの強い薬剤を使う施術だとなおさらです。

その理由としては、さきほども言ったように、2回目以降は前回の施術データを元に薬剤などの微調整ができるからです。

だんだんと髪質と薬剤の相性もわかってくるので、仕上がりはよくなっていきます。

そのため、なるべく同じ美容師さんか美容室で施術をするようにしましょう。

 

まとめ|縮毛矯正は通える店を見つけたほうががいい

縮毛矯正をしている方で、今回紹介したような5つのことを受けないまま施術して、「なんか違う…」といったことを経験したことがあるのではないでしょうか。

そうならないためにも、今回紹介した5つのことは覚えておくと、縮毛矯正への考え方も変わるはずです。

今回紹介した、「縮毛矯正でいい感じするためのコツ」を参考にして、縮毛矯正を施術してもらうようにしてみてください。

縮毛矯正は、通えるお店をはやく見つけたほうがいいです。

そうするとイメージ通りの仕上がりに近づいていきます。この記事が参考になれば幸いです。

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