くせ毛特化型WEBマガジン「TEMPER magazine」では、日々読者さんからいろんな質問が届いています。
よくシャンプーに関して、
- ネット上でおすすめはたくさん紹介されているけど、だれが選んだおすすめかわからないので信用できない
- くせ毛の自分に本当に合うのかわからない
- 成分を詳しく書かれてもわからない
といった悩みをよく聞きます。
特にくせ毛の人は、自分の髪を大事にしている人が多いので、教えてほしい人がたくさんいますよね。
そこで今回「TEMPER magazine」では、現役美容師さんにくせ毛に合うおすすめのシャンプーを紹介してもらうことにしました。
美容師さんにおすすめのシャンプーを教えてもらうシリーズです!
くせ毛の扱いに慣れている美容師さんがおすすめするシャンプーをそれぞれ紹介してもらいました。
ただし、髪質やなりたいイメージによって、合う人と合わない人もいるので、きちんと記事を読んで、自分に合いそうなものを選んでくださいね。
ということで、今回はTONI&GUY青山の淺野 卓矢さんに
- シャンプーの選び方
- 美容師がおすすめするシャンプー
- シャンプーの使い方
といった内容をお答えいただきました。ぜひ、参考にしていただければ幸いです!
淺野 卓矢
ロンドン発祥の老舗サロンTONI&GUYのStyleDirector/MarketingManager 。「くせ毛マスター」として、日々サロンワークを行いながら、個人メディアにて情報発信を行う。
Contents
ノンシリコン・ナチュラル系シャンプーは使ってもOK?
くせ毛の方で、自分に合うシャンプーを決める際に、ノンシリコンやオーガニック系のシャンプーを選ぶことが多いのではないでしょうか?
ノンシリコン・オーガニック系シャンプーは、余計なものを除去して素髪に戻す効果があるので、健康的な髪の毛に近づけるのは良いと思います。
ダメージによるくせ毛は、ノンシリコンやナチュラル系シャンプーでケアしていけば、長期的には治ると思います。
厳密には治るというよりも、生えてくる毛が健康だとくせが出てこない状態になります。
ですが、強いくせ毛の方は、くせがさらに扱いにくくなる可能性があるんです。
そのため、淺野さんのおすすめはケミカル系のシャンプー!
淺野さんおすすめ! 「ケミカル系シャンプー」とは?
ケミカル系のシャンプーは、適度のバランスを持っているので髪質をコントロールしやすいことが特長です。
ですが、市販品や施術を受ける方の髪の毛の状態では、仕上がりが左右されてしまうこともあります。
そこで、効果的なケミカル系のシャンプーの使い方は
ノンシリコンやナチュラル系シャンプーで髪質をナチュラルに戻す
↓
ケミカル系などの適度のバランスを持ったシャンプーを使ってコントロール
シリコンやオイルが髪の毛に入り過ぎている人は、シリコンを抜く作業をすることで髪質が整うこともあるそうです。
もともとくせ毛は、乾燥しやすいもの。髪の毛のバランスを考えながら使っていくと、滑らかな髪の毛に近づきますよ。
しっとり系シャンプーとは?
髪の毛の乾燥を防ぎ、より滑らかにするために「しっとり系シャンプー」を使う方もいますよね。
しっとり系のシャンプーとは、一般的にはシリコンやオイルで髪の毛をコーティングして、滑らかにしていくもの。
ですが、シリコンなどは髪の毛の内部に入りすぎると
- ベタつき
- 根元がペタンとなる
- より乾燥する
- 頭皮の皮脂と混ざって頭がかゆくなる
などの状態を引き起こしてしまう可能性もあります。
本来のシャンプーの役割は、地肌の汚れなど髪の毛にとって余計なものをちゃんと落としてくれること。
そのため、髪の毛の根元をペタンとさせる必要は無いのでおすすめするのは難しいですね。
パサついた髪の毛になりたくない人は必見!美容師がおすすめするシャンプー2選!
今回は、パサつきを抑えたい人におすすめなシャンプーを紹介してもらいました。
すべて実際に使っている商品となっています。
なので、パサつきがちな髪で悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
「ケラスターゼ RE バン エクステンショニスト (ETN)」【ダメージケアを重視したい人におすすめ】
「ケラスターゼ RE バン エクステンショニスト (ETN)」は、地肌のケアもできるダメージケア専用シャンプー。
- 軽い質感なので変に重さが出ない
- 「ケアブリーチ」などの成分が入っている
- 髪の毛の骨格をしっかりさせる
- 滑らかさが出る細毛のくせ毛の方におすすめ
などの特徴があります。
ブリーチ剤にダメージを軽減する・あるいは髪を補強する作用のある成分をいれたブリーチ剤の総称
「ケラスターゼ CH バン クロノロジスト」【太く剛毛なくせ毛におすすめ】
「ケラスターゼ CH バン クロノロジスト」は、「ケラスターゼ RE バン エクステンショニスト (ETN)」と反対に
- 太く剛毛なくせ毛
- 油分が多い
このシリーズは、コンディショナーなどは出ていないので髪の毛の重さに合わせて選ぶと良いですね。
正しいシャンプーの洗い方とは?
正しい髪の毛の洗い方やシャンプーの使い方を習ったことって無いですよね?
良いシャンプーを使うのも大事ですが、どう使うかがより大切なんです。
なんて思われる方もいますが、
- シャワーで流す
- 髪の毛を濡らす
など、簡単な流れのようですがちゃんと行う意味があるんです。
ちなみに、シャンプーを濡らしてから流すまでの時間を調べたところ、日本人の平均は約50秒!
これでは髪の毛に浸透・洗えていない状態です。
美容室でシャンプーをしてもらうだけで髪質が良くなる方もいますが、美容室では、急いでも5分以上かけていることが多いです。
そのため、シャンプーの洗い方などをまずは考えることが大切なんですね。
撥水毛はシャンプーが泡立ちにくい
「髪の毛の性質によって、水が浸透する時間が違う」って知っていましたか?
特に、撥水毛はシャンプーがなじみにくいんです。
撥水毛とは
- 水分を吸収しにくく、水分を弾く髪質
- 剛毛、太毛
- 最初しっかり流しても水が浸透しない
- シャンプーが泡立ちにくい
↓
最初は軽くシャワーで流して、2回目にしっかりシャンプーするとなじみやすい
先ほどもお伝えしましたが、シャンプーの本質は汚れを落とすこと。ワックス系を除いて、最初に水で流すだけで8割程度の汚れは落ちます。
汚れをしっかり落とすことを考えた上で、髪の毛のコンディションを整えることを考えていきましょう。
パサつきを抑えたい人向けのシャンプーの選び方とおすすめまとめ
TONI&GUY青山の淺野 卓矢さんに、シャンプーの選び方からおすすめのシャンプーまで教えていただきました。
シャンプーを選ぶ際のポイント4つ
- パサつくくせ毛が前提
- 質感は軽め〜通常で選ぶ
- ペタッとする、重さを与えるシャンプーはおすすめしない
- ノンシリコン、オーガニックと併用もあり
おすすめのシャンプー2選
- 「ケラスターゼ RE バン エクステンショニスト (ETN)」
→ダメージケアを重視したい人におすすめ - 「ケラスターゼ CH バン クロノロジスト」
→太く剛毛なくせ毛におすすめ
良いシャンプーと言われても、自分に合うかどうかは分かりません。
なので、まずは、シャンプーの本来の役割をしっかり把握しておくことが大切です。
また、はじめに言ったように、紹介したシャンプーがすべての人におすすめできるという訳ではないので、自分で見極めて使ってください。
自分に合うのかわからなくて心配な人は「TEMPER magazine」のLINE@や紹介した美容師さんに遠慮なく聞いてくださいね!