くせ毛のプロスタイリスト集団が発信を行う、くせ毛特化型WEBマガジン・TEMPER magazine編集部です。
くせ毛でお悩みの方だと、
ということ、気になるのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、縮毛矯正は髪の毛がショートヘアでもかけることはできます!
ですが、
など、ショート×縮毛矯正の悩みはつきませんよね…。
そこで今回の記事では、
などをご紹介します!
後半では、縮毛矯正をかけずにショートスタイルでくせを生かす方法もご紹介しているので合わせてご覧くださいね。
TEMPER magazineで発信する、さまざまな『くせ毛のプロフェッショナル』によるアドバイスをもとに丁寧に解説しています。
各内容で、さらに詳しく解説された記事も紹介していますので、気になる部分はそちらも併せて見てくださいね。
Contents
ショートで縮毛矯正をかけることはできるのか?
縮毛矯正は、髪の毛が短くてもかけることは可能です!
実際、美容院に来る目的は
- 髪型を変えたい
- 希望のスタイルを作りたい
などではありませんか?
実際、ロンドン発祥の老舗サロンTONI&GUYのStyleDirectorの淺野 卓矢さんは
と仰っています。
自分の好きなタイミングで縮毛矯正をかけましょう!
特に髪の毛が短い男性は、縮毛矯正をするなんて意味がないの?
女性よりも髪の毛が短い方が多い男性にとって、髪型は仕事をする上でとても大切。
- 自分のくせ毛がどうしても気になって仕事に集中できない
- 夏場は特に清潔感を保ちたい
など、身だしなみについて考える機会は多いのではないでしょうか?
その際「ショートヘア・短いから縮毛矯正はできません」と言われてしまっては、悩みも解決しませんよね。
ですが、salon ABAオーナー 青葉 岳史さんによると
たとえ短いショートヘアの髪の毛でも、縮毛矯正をかけたいと思った時にかければ施術することができるんですね。
と仰っています。
男性の方も縮毛矯正をかけて、くせ毛の悩みを解決していきましょう!
ショートより短い!ほぼ坊主でもかけることはできるの?
ショートカットでも、長さはバラバラ。特に坊主など、極端に短い方もいますよね。
と思っている方!
縮毛矯正は、1cmのようなほぼ坊主に近いような短い髪でも施術することができます。
実際の施術前・施術後の様子は、こちらの記事でご紹介しています。
多くの美容師さんの場合は難しいと伝えられる事が多いと思いますので、どうしてもかけたい場合は青葉さんのような職人さんを見つけると良いですね。
パーマをかけてもらえずショートにカットされる原因は?
こちらは、TEMPER magazineのLINE@に寄せられた50代主婦の方からのお悩み。
縮毛矯正をかけたいのに施術できないからショートにカットされてしまう。
とくせ毛を治したいのに、髪の毛を切ることになるそうです。女性ですと、髪の毛を伸ばしたい方もいますよね。
こちらの解決策を名古屋市のフリーランス美容師・後藤 亜実さんにお聞きしたところ
とのこと。
- くせ毛はカットだけでは抑えることが難しい
- 縮毛矯正は難しい技術なので、美容師によって施術の差が出てしまう
などの理由から、縮毛矯正未経験の方は、相談しても「これだけくせがあるならショートカットが楽だよ」と言われてしまうこともあるとか。
パーマや縮毛矯正をかけない理由が美容師さんなりにあるはずなので、担当の美容師さんに理由を聞いて、明確にしてみることをおすすめします!
極端に短いベリーショートの髪の毛はどのように縮毛矯正をかけるの?
確かに、「縮毛矯正ができる」と言ってもどのように施術するのか分からないですよね。
男性縮毛矯正の職人・ABAオーナー 青葉 岳史さんの施術方法は
ヘアアイロンの幅は11㎜で、指の幅と同じくらいのサイズです。
仕上がりイメージは、こちらの記事で写真付きでご紹介しています。専用のヘアアイロンを使うなら安心できますね。
縮毛矯正×ショートのメリット・デメリットとは?
ショートヘアで縮毛矯正をかけようか迷っている方に、メリット・デメリットをご紹介します。
縮毛矯正×ショートのメリット
〜縮毛矯正×ショートのメリット〜
- くせ毛に戻したいと思ったらロングヘアよりも早く戻せる
- 髪の毛全体のボリュームを減らせる
- 髪の毛の左右のバランスを整えられる
- ヘアアイロンよりも髪の毛が傷みにくい
今の縮毛矯正の技術は、くせを若干残したり、ボリュームを抑えるだけにするなど調節が可能です!
メリット①:くせ毛に戻したいと思ったらロングヘアよりも早く戻せる
縮毛矯正をした部分は、半永久的に効果が続きます。
そのため、
と思っても難しく、新しく髪の毛が生えてくるまで待つしかありません。
ですが、ショートヘアは髪の毛を切るペースが早いので、縮毛矯正がかかった髪の毛も切る機会も短期間。
そのためショートヘアは、くせ毛の状態にも戻しやすいんですね。
メリット②:髪の毛全体のボリュームを減らせる
ショートヘアで縮毛矯正をすると、
- 髪の毛のまとまりが良くなる
↓
ボリュームを減らすことができる - 短期間で縮毛矯正をかけている部分、かけていない部分の境目が分かりやすくなる
↓
全体的に縮毛矯正をかければ、境目も目立たずに良い感じにまとまる
髪の毛全体のボリュームが減り、まとまりやすくなるんです!
こちらの記事はボブヘアの方のお悩みですが、「短いツーブロックヘアでもボリュームを落とす方法」までご紹介しています。
縮毛矯正でボリュームダウンをしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メリット③:髪の毛の左右のバランスを整えられる
とお悩みの方から、LINE@へ改善策についてご質問がありました。
ですが、髪型の左右バランスは基本的に皆バラバラです。
〜髪の毛の特徴〜
- 片方だけ頭が出っ張っている
- 部分的に生え方が浮いていたり、髪の毛が寝ていたりする
- 怪我や病気で頭が凹んでいたり、髪の毛がなかったりする
つむじを中心に髪は生えているので、左右は必ず違う生え方をするんですね。
そこで、東京、吉祥寺にあるUn ami kichijojiの西口 朝都さんのおすすめをお聞きしました!
- 男性の方で左右のバランスを整えたい方:髪の毛を短くカット
- それ以外の髪の部分:ストレートやパーマなどをかける
髪の毛が短いと左右のバランスが整いやすくなるようです!
メリット④:ヘアアイロンよりも髪の毛が傷みにくい
毎日ヘアアイロンをかけている方にも、縮毛矯正はおすすめです。
実は、髪の毛の傷み具合は
と、毎日ヘアアイロンをかけるほうが髪へのダメージは大きくなるんですね。
縮毛矯正をすれば、かける回数も減り、髪の毛の傷みを気にすることも少なくなりますよ。
縮毛矯正×ショートのデメリット
縮毛矯正×ショートでも、やはりデメリットは出てきます。
- 縮毛矯正のかけ方次第では髪がまとまりにくい
- ブリーチなどダメージの強いカラーなどが難しい
- 髪が短いと境目がすぐに分かるので何度も通う必要がある
デメリット①:縮毛矯正のかけ方次第では髪がまとまりにくい
ショートスタイルは、頭の丸みが分かりやすい髪型です。
しかし、丸みのある縮毛矯正って、実は簡単なようでとても難しい技術。
より頭皮に近く、より頭の形状に合わせた丸みコントロールが必要になります。
- 頭の形に沿っていない
- 不自然にツンツン
など、施術や美容師さんの腕次第で、髪がまとまりにくくなるんです。
デメリット②:ブリーチなどダメージの強いカラーなどが難しい
ですが、髪の毛が傷むので悩んでいます…。
とのお悩みがLINE@に寄せられました。
ですが、縮毛矯正はカラーをしていてもかけられます。
ただし、もちろんカラーを辞めることができるならば、ダメージリスクは減りますよ。
髪の毛のダメージに関しては、美容師の施術次第で変わることもあります。
- 今後の髪型やカラーをどのようにしていきたいのか考える
- 場合によっては美容院を変える
など、気になる方は対策をした方が良いかもしれませんね。
ブリーチ後のカラーは、実はかなり難しい施術。色を混ぜて薬剤を調合する場合、ブリーチ後の髪は思わぬ色になることもあり得ます。
ブリーチの土台作りが仕上がりのカラーに直結するので、美容師の技術力が大きく関係するんですね。
デメリット③:ショートは境目がすぐに分かるので何度も通う必要がある
ショートの場合は長さが短い分、髪の毛の重さがありません。
そのため、くせが出るのが早く、縮毛矯正の持ちが悪い傾向にあります。
例えば、根元から元のくせが生えてきて
- 中間~毛先→すごく自然で真っすぐな髪
- 根元→くせが強くてうねっている
のように、強さにもよりますが、くせが出てきて少しアンバランスになり始めるんですね。
ショートヘアの場合、2〜3カ月で境目が分かりやすくなってきます。
縮毛矯正は決して安い金額でないので、縮毛矯正をかける頻度はできるだけ減らしていきたいもの。
- なるべく真っすぐな髪の毛をキープしたい
- 髪の毛は極力傷まないようにしたい
という方は、縮毛矯正の頻度を考えることをおすすめします。
ショートとロングヘアの違いとは?
ショートヘアでもロングヘアでも、基本的に縮毛矯正の方法は同じ。
ですが、縮毛矯正を受けた後に違いが出てくると言われています。
〜ショートヘアとロングの縮毛矯正の違い〜
- ショートの方が縮毛矯正の施術時間が短い
- 朝のセット時間はショートの方が長くなることもある
- ショートは料金(コスト)がかからない
- くせ毛の境目がすぐできるので、くせ毛とのアレンジを楽しめる
1つずつご紹介していきます!
①ショートの方が縮毛矯正の施術時間が短い
縮毛矯正の施術時間は平均で2〜3時間!
- 縮毛矯正をする前のカウンセリング
- カットやドライヤーの時間
で大きく変わってきます。
ロングヘアは
- 髪の毛を乾かす時間
- 薬剤を髪の毛に塗る時間
などが、ショートヘアに比べて長くなりますよね。
そのため、ショートの方が施術時間も短くなりますよ。
②朝のセット時間はショートの方が長くなることもある
縮毛矯正の施術時間は短いショートヘア。
しかし、ロングヘアより軽く、よく動くので、とても寝ぐせがつきやすいんです!
なので、朝起きて寝ぐせを直すために
頭を濡らす
↓
ストレートアイロンやコテを使う
↓
スプレーなどで固める
ロングでもありがちな一連の作業ですが、真っすぐ過ぎて不自然な毛先を丸くスタイリングすることが必要になることも!
そのため、朝のセットに時間がかかることもあります。
③料金(コスト)が掛からない
縮毛矯正を行う場合、通常のヘアサロンの利用よりも金額が高くなります。
しかしロングの場合、
- 髪の毛の量が多い人が多数
- 薬剤やアイロンを多く使う→美容師の手間がかかる
などの理由から、費用がさらにかなり掛かることに。
ショートは、ボリュームや手間、薬剤も少ないのでより経済的と言えますね。
④くせ毛の境目がすぐできるので、くせ毛とのアレンジを楽しめる
ショートスタイルは、縮毛矯正の効果が発揮される期間が短い…。
ですが、くせ毛の境目がすぐできるので、くせ毛とのアレンジを楽しめます!
ワックスを揉み込んで軽く整えるだけでも、簡単に仕上がりますよ。
縮毛矯正をかけずにショートでくせを生かすことはできるの?
ショートでもロングでも気になるのは、縮毛矯正でできる髪の毛の傷み。
サラツヤじゃない髪の毛って何となく悪い印象を与えがちですよね。
となると、くせ毛を生かした髪型にすることを考えると思いますが、ショートヘアでもできるんです!
TEMPER magazineでは、くせ毛を生かしたヘアスタイルをご紹介しています。
こちらの記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ:縮毛矯正はショートヘアでもかけられる!
ショートでも縮毛矯正をかけられるのかについてご紹介してきました。
縮毛矯正は、
- ショートヘア
- 髪の毛の長さが1cmと極端に短い
など、長さは関係なく、いつでも自分の好きなタイミングでかけることができます。
また、ショート×縮毛矯正は
- くせ毛に戻したいと思ったらロングヘアよりも早く戻せる
- 髪の毛全体のボリュームを減らせる
- 髪の毛の左右のバランスを整えられる
- ヘアアイロンよりも髪の毛が傷みにくい
とメリットも多いので、気になる方はぜひ美容師さんに相談してみることをおすすめします!
TEMPER magazineでは、他にも縮毛矯正やストレートパーマについてたくさん書かれているので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
くせ毛に関して何かお悩みがある方は、LINE@から質問を送っていただけると記事でお答えしますので、ぜひ送ってくださいね。