くせ毛特化型WEBマガジン・TEMPER magazine編集部のmariaです。
当メディアをご覧になられているということは、くせ毛について何かしらお悩みを抱えているかと思います。
中でも、縮毛矯正やストレートパーマ、もしくは通常のパーマなどを検討される方も多いのではないでしょうか?
ですが縮毛矯正などをかける前に
- くせ毛なのにパーマが出来るのか不安
- そもそも縮毛矯正とパーマ・ストレートパーマの違いが分からない
- 失敗した場合直せるのか
などの疑問が出てきますよね。
私も「縮毛矯正の方がいいよ」と美容師の方に勧められてかけたことがありますが、いまいち違いが分からなかった経験があります。
そこで、今回は
- ストレートパーマと縮毛矯正の違い
- ストレートパーマと縮毛矯正どちらもかけていいの?
- くせ毛の上からパーマをできるのか
- 縮毛矯正した髪にパーマをかける上でのリスクや注意点
- くせ毛も生かせるおすすめのヘアスタイル
などご紹介します! 施述前に知っておくと、万が一失敗してしまった時の改善策をすぐ実施できますし、リスクも防ぎやすくなりますよ。
くせ毛の上からパーマをかけることはできるのか、などについても後半では解説しているのでぜひ読んで下さいね!
Contents
ストレートパーマと縮毛矯正、通常のパーマとは?
くせ毛をなんとかしたい! と思っているみなさんは、そもそも縮毛矯正とストレートパーマとは何かご存知でしょうか?
簡単にご紹介すると
- 縮毛矯正
→アイロンやブローで施術する、ストレートメニュー - ストレートパーマ
→薬剤のみで伸ばすストレートメニュー(パーマ落とし)アイロンは使用しない - パーマ
→ストレートメニューではなく、くせを作る
薬剤も程度の差はあれ、医薬部外品の薬剤のみなんですね。
ですが、違いが分からないまま間違った施術を行うと、髪の毛により大きいダメージが出るなど大変なことになる可能性も!
そこで、具体的にそれぞれ解説していきます。
また、こちらの記事では縮毛矯正・パーマ・ストレートパーマの違いが一目で分かる比較表が掲載されていますので、ぜひ参照してみてくださいね。
①ストレートパーマ
ストレートパーマは
- パーマで作られたくせを取る、無くす
- ダメージ:少
- 持続効果:2カ月前後
- 仕上がり:くせが抑えられる
- 平均価格:7000~1万5千円ほど
あらかじめ作られたパーマを薬剤を使って真っすぐにしていく施述方法です。
②縮毛矯正
一方の縮毛矯正は
- くせ自体をアイロンやブローで伸ばす
- ダメージ:大
- 持続効果:半永久的
- 仕上がり:サラサラ
- 平均価格:1〜2万円ほど
通常のパーマをかけていない元から生えてくるくせ毛を真っすぐにする施述法なんですね。
③通常のパーマ
最後に、通常のパーマは
ストレートヘアからくせを作る
ダメージ:中
持続効果:1〜6カ月
仕上がり:自分の理想のくせを作れる
平均価格:7000~1万5千円ほど
ストレートパーマや縮毛矯正とは違い、クルクルのパーマを作り出す施述方法です。
ストレートパーマと縮毛矯正の違いとは?
では、具体的にどんな違いがあるのかと考える方もいるはず。
大きな違いは次の通りです。
- ストレートパーマ:パーマをかけた人がパーマを取るための施術
- 縮毛矯正:元からのくせ毛を真っすぐにする施述
ところが、現在では縮毛矯正もストレートパーマもほぼ垣根が無いんです。
使う薬剤も混在し、使っている美容師さんがどう呼んでいるか?というだけの違いになっているんですね。
美容師さんが使用する薬剤は大きく分けて2つあります。
- 従来からの医薬部外品の薬剤
- 比較的新しいジャンルの化粧品分類の薬剤
さらに、髪質改善になると
- 化粧品分類の薬剤を使いアイロンを入れたもの
- ヘナや香草(ハーブ)を使い髪の毛をしっかりさせて徐々に綺麗な髪していくもの
- アイロンの熱でコーティングすることによって綺麗にするトリートメント
など、美容師さんが行う施述の内容でも違ってくるんです。
こちらの記事では、『縮毛矯正・ストレートパーマ・髪質改善』という3つの施術の違いについて、詳しく解説しています。
ストレートパーマと縮毛矯正、失敗する原因
ストレートパーマや縮毛矯正をかける前に、縮毛矯正の方がダメージが大きく、失敗する可能性もあることを押さえておきましょう。
縮毛矯正が失敗してしまう大きな原因の1つは、美容師の知識、技術不足なんです。
縮毛矯正は技術不足などから、さらに5つの失敗に分かれます。
- チリチリになってしまった
- まっすぐシャキンとなりすぎてしまった
- そもそも癖が伸びていない
- 癖が戻ってきた(とれた)
- ボリュームがなくなってペタンコになってしまう
なぜ失敗が多くなってしまうのか、詳しい原因はこちらの記事で紹介しています。事前に理由を知っておくと、自分がかける際の参考になりますよ。
市販の薬剤でストレートパーマ・縮毛矯正をかけるのはリスク高
ストレートパーマ・縮毛矯正を検討されている方の中で
と考える方もいるでしょう。できるなら安く済ませたい気持ちはよく分かります。
ですが、市販の薬剤でストレートパーマ・縮毛矯正を使うことはかなりリスクがあります。
業務用の縮毛矯正の薬剤などをインターネットで購入して使用される方もいますが、一般の人が使用されると、痛む程度では済まなくなる可能性があります。
髪が根元から切れてしまったりという可能性があるんですね。
そのため、縮毛矯正などの技術は、美容師でも非常に難易度の高い施術。一般の方が市販品でも使うのはかなりのリスクがあることを覚えておきましょう。
こちらの記事では、市販の縮毛矯正やセルフでのストレートパーマをかける危険性について解説しています。
また、こちらの記事では、一度ダメージを負った髪の毛は生え変わるまで修復ができないため、対策法をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
縮毛矯正は2回目が本番と言われる理由とは?
これまで何度も縮毛矯正をしたことのある方は、『1回目は完璧な縮毛矯正はできない』と聞いたことがある方もいるかもしれません。
特にさまざまな美容室に通ったことがある方に気を付けてほしいのですが、1回目の縮毛矯正では、その美容師の持っている力の『70点』くらいしか引き出すことはできません。
美容師の方は、
- 仕上がりの質感
- 完成後の形
をできる限りすり合わせてくれますが、少しのズレはどうしても発生してしまうものです。
2回目以降になって、前回の施術とイメージのズレを踏まえて、自分の技術に近い施術をようやく発揮できるようになって行くんです。
縮毛矯正をかけた際に失敗しないようにするため、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
縮毛矯正などで負ったダメージを解決する方法
縮毛矯正は、ダメージの強い薬剤なので髪にかなりの負荷がかかってしまいます。
一度真っすぐになってしまった髪に、再度縮毛矯正の薬剤を使うことは難しいです。
そこで、失敗する前に知っておきたい解決策をご紹介します。
縮毛矯正をかける頻度を考える
実は、縮毛矯正などをかける頻度や期間に絶対はないんです。『髪質・本人の希望・理想』などによって、その頻度・期間は大きく変わってきます。
つまり、『自分でスタイリングがしづらくなってきたタイミング』が最も良い頻度なんです。
髪の毛の長さや髪質は、人それぞれです。さらに、湿気が多い時期などに、せめて前髪だけでも入れたい! 時も出てきますよね。
それでも迷う場合は、次の2つのポイントでかけるかどうか判断してみても良いと思います。
- 生えてきた部分のクセが気になるか
- 落ちてきた手触りが気になるか
詳しい内容は次の記事でご紹介しています。
また、こちらの記事では、初めて縮毛矯正をする方へ向けて、どんな状態で行くのがベストなのか解説しています。
信頼できる美容師やお店を探す
施述するに辺り、信頼できる美容師やお店を探すことも大切です。
先ほどからお伝えしているように、ストレートパーマと縮毛矯正、通常のパーマなどは担当する美容師さんの技術によって差がどうしても出てしまいます。
特に縮毛矯正は、ダメージが強い薬剤のため施述ミスはカバーできません。
そのため、くせ毛ヘアの施述を得意とする、信頼できる美容師を探すことをおすすめします。
こちらの記事では、お店選びが大事である理由について詳しく解説しています。
また、こちらの記事では、納得ができる美容師さんと出会うためのポイントなどを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
縮毛矯正の上からパーマなどをかけても大丈夫?
縮毛矯正やストレートパーマをかけた後に、かけ直したいという場合も出てきますよね。
- パーマのくせだけになるはずが、本来のくせが残ってしまった
- そもそもパーマがきちんとかけれていない
など、失敗をカバーしたい方もいるはず。特に根元はすぐ戻ってきてしまいます。
ですが、縮毛矯正の上からパーマないしはデジタルパーマを行うことは、基本的にはおすすめしません。
デジタルパーマは、アイロン処理でカールをつけるためより熱が必要になります。
長時間熱を当てるので、2〜3度繰り返していくと通常の縮毛矯正よりもダメージは大きくなります。
そこで
- ナチュラルストレート(ゆるめの縮毛矯正)
- くせ毛の上からパーマ
この2つをおすすめします。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのヘアスタイル
ストレートパーマや縮毛矯正をかけた直後は真っすぐな髪の毛ですが、その後のヘアスタイルに悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?
- ストレートパーマや縮毛矯正をかけたけど、どんなヘアスタイルが似合うのか分からない!
- かけて数カ月経ち、少し取れてきたからいっそくせ毛を生かしたい!
なんて方もいるはずです。
そこで、くせ毛のボリュームを抑えつつ、くせ毛を生かしたおすすめのヘアスタイルをご紹介します。
また、こちらの記事ではボブの長さでくせ毛を生かしたかわいいスタイルをご紹介しています。
①真っすぐにしすぎないゆるいストレート
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ゆるめに動くクセで、風に吹かれてもフワッと仕上がりますね。外ハネのようにも見えるので、一見くせ毛だと分からないのがポイントです。
②強めのくせ毛から全体をナチュラルストレートに
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強めのくせ毛の方は、ボブカットにすると髪の毛の全体のダメージもカバーしやすくなります。
スッキリまとまると自分でのヘアケアも簡単ですよね。
③前髪のくせを生かした動きのあるスタイル
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前髪に少しくせを残しつつ、縮毛矯正をすることだってできます。
くせ毛の場合は、こんな動きのあるスタイルが作りやすいのが良いですよね。
まとめ|縮毛矯正をかける頻度を考えて、信頼できる美容師やお店を探しましょう!
今回は、縮毛矯正やストレートパーマなどをこれからかける方や一度かけた方へ
- ストレートパーマと縮毛矯正の違い
- ストレートパーマと縮毛矯正をかけた後にまたかけても良いのか
- 縮毛矯正した髪にパーマをかける上でのリスクや注意点
- くせ毛も生かせるおすすめのヘアスタイル
などを解説しました。
簡単なまとめとして
- 縮毛矯正もストレートパーマには、ほぼ違いが無い
- 縮毛矯正の上からデジタルパーマを行うことは基本的にはおすすめしない
- 縮毛矯正は、ダメージの強い薬剤なので髪にかなりの負荷がかかる
- 縮毛矯正をかける頻度を考え、信頼できる美容師やお店を探す
- くせ毛を生かしたヘアスタイルもおすすめ
縮毛矯正やストレートパーマをかけることに少し抵抗がある方は、くせ毛を生かしたスタイリングで解決することもできますよ。
TEMPER magazineでは、他にも縮毛矯正やストレートパーマについてたくさん書かれているので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
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くせ毛の方はもちろん、元から真っすぐでパーマをかけてみたい方もぜひ、フォローしてチェックしてくださいね。